院長メッセージ-2014年5月

 寒暖の差はありますが、だいぶ温かくなってきました。皆様、お変わりなくお過ごしのことと思います。
 4月より医療報酬改定の影響で、施設の訪問診療を一日一人の利用者の方だけ診ないと、診療報酬が4分の1に減らされるため、施設に訪問する回数が極端に増えました。ほぼ毎日医師が各施設に訪問しているため、施設の臨時往診だけを行うことは減っています。定期訪問の時に臨時往診を行うことができるからです。施設の看護師さんなどは入れ替わり医師が来るので大変にはなりますが、利用者の方にとっては良い仕組みです。
 先月も書きましたが、地域包括診療料も新設されました。高血圧、糖尿病、脂質異常症、認知症のうち2つ以上の病気で治療している方が対象ですが、当院が主治医として24時間電話対応や、時には薬剤投与、訪問看護などを行うという設定です。月に1503点という包括化された点数が設定されており、CT検査などしない限り、これ以上の費用はかかりません。これも非常に便利で安心できる制度ですから、ご希望の方は受付まで相談してください。
 写真は松戸市医師会在宅ケア委員会が、千葉県医師会の高木賞をもらった時の記念写真です。松戸市医師会の在宅ケア委員会は長い伝統があり、地域ケアの推進に向けて良い仕事をしています。現在も、医師会の委員会に、歯科医師会と薬剤師会の幹部が出席をして合同で毎回会議を開催しています。全国的にも珍しく、まさに多職種協働の先駆けです。

Comments are closed.

交通アクセス


画像をクリックしてください。

医療法人社団 実幸会
いらはら診療所
TEL.047-347-2231
FAX.047-347-2551

更新履歴