皆さんこんにちは。今年の冬は例年より寒いですね。インフルエンザもまだ流行っています。外出から戻ったら手洗いとうがいを忘れないでください。
2月26日に香川県高松市で開かれた、在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワークのプレ高松大会に参加をしてきました。大会長は高松で在宅医療を積極的に行っている、敬二郎クリニックの三宅敬二郎院長です。三宅先生は一人で在宅診療所を運営しておりますが、看取りの人数は四国で一番多いそうです。
四国は徳島や高知など日本の中でも病院数が多いことで知られており、在宅医療を行うには困難が伴う土地柄と思っておりましたが、熱いハートを持った多くの医師がいることがわかりました。松山で「たんぽぽクリニック」を開業している永井康徳先生は、なんと常勤医9名で2つの診療所を運営しています。在宅医療テストなど人材育成に力を注いでいるようです。徳島市で開業をしている吉田大介先生は県知事秘書を経験するなどユニークな経験があり、講演内容も海外の医療事情も踏まえた深い内容でした。高知の和田先生は、松戸であおぞら診療所を開設した時からの友人であり、わが国の在宅医療の第一人者です。ふるさと高知県での在宅医療を促進する目的で、高知に戻って新しく診療所を新設しました。その心意気が素晴らしいですね。また、声なき人たちをどうやって助けてゆくのかが在宅医療に与えられたミッションだ、と話していたことが心に響きました。
今年は9月に在宅ケアを支える診療所市民全国ネットワークの全国の集いが高知市で開催されます。四国から在宅医療やケアの新しい流れが始まるようです。