院長メッセージ

院長メッセージ 2012-1月

みなさん、あけましておめでとうございます。
本年も地域に密着をした、医療と介護を提供してゆく所存ですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
「認知症の世界へようこそ」という、介護職や家族向けの本を書き、今月から発売になりました。この本を書くきっかけになったのは、いらはらグループの多職種で行った認知症介護に関するグループワークです。認知症の方へのケアの在り方は、日々介護現場で汗を流しながら認知症の方と生活を共にしている、介護スタッフを中心として進歩しています。認知症の進行を遅らせる、認知症高齢者グループホームの試みも、介護の分野から進化してきたものです。医療専門職としては、そのことをよく認識しながら認知症の人への対応をしてゆかねばならないでしょう。
本年は在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワークの仕事が新年早々から入り、在宅医療を推進するための、認知症に関する教育資料作りもあります。診療所での診察はもちろんですが、地域での仕事も沢山抱えており、体調に気をつけながら頑張りたいと思います。
生活介護(株)の方でも、来月に船橋市に2ケ所、野田市に1ヶ所で認知症グループホームを立ち上げます。規模としては、生活介護の方が医療法人社団実幸会より大きくなりました。住み慣れた地域の中で医療と介護の連携で安心をして暮らしてゆけるよう、本年も努力を続けてまいります。2月5日には認知症に関する医療介護セミナーを、当院で予定しておりますので、皆様のご来場をお待ちしています。

院長メッセージ 2011-12月

師走に入りました。毎年この季節になると、宴会が続いて体調を壊すことが多いのですが、現在はまだ大丈夫です。皆さんはいかがでしょうか。
11月21日に東京のラジオ日経で、ジャーナリストの浅川氏と認知症の対談をしてきました。放送は12月24日ですが、短波放送なので誰も聞けないと思います。インターネットで聞くことができるそうなので、ご興味のある方は、ラジオ日経のホームページから、「集まれほっとエイジ」の項目を開けてみてください。
11月の最期の週末に高知に行ってきました。来年の在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワークの全国大会が高知で行われますが、その準備会に参加をしたのです。大会長は福田循環器内科の福田善晴院長です。福田先生は私と同じ徳島大学卒業であり、とても温厚な方です。会議の後、彼がオーナーである焼鳥屋に行きましたが、これがまたとても美味しく、驚きました。医師が焼鳥屋を持っていることも驚きですが、焼鳥屋でクジラの刺身が出たことにも感動しました。さすがは高知であると、納得した次第です。
私の亡くなった父は、かつて大洋漁業で南氷洋にクジラを捕りに行っておりました。ですから、クジラは子供の頃からずいぶんと食べてきたので、本当に懐かしい味でした。昔は学校給食に竜田揚げが出ていましたが、今では高級な食材でなかなか食べられませんね。
インフルエンザはまだそれほど流行しておりませんが、みなさん予防注射はお済でしょうか。当院では予約なしで、受け付けておりますので、お済みでない方は診療時間内に来てください。

院長メッセージ 2011-11月

今年も残すところあと2ケ月になりました。
気候もだいぶ涼しくなってきましたね。当院でインフルエンザの予防注射も始まっております。徐々に流行ってきているようです、予約は要りませんので早めに済ませておいてください。
10月は職員旅行で台北に行ってきました。あいにくの雨続きでしたが、職場の方々や三嶋先生御家族と楽しい時間が過ごせました。今回は台南の游さんや陳先生もわざわざ台北まで来てくれて、台北のデイサービスやグループホームの見学をさせてくれました。
台北のデイサービスは2ケ所見学しましたが、両方とも大きなビルの中で、街の真ん中にある大きな施設でした。それも、隣が駅であったり、デパートであったりします。規模も大きく定員は100名以上でした。日本でいうと、介護予防の方が多く参加をされているようです。
グループホームも見学させてもらいました。こちらはプール付きの豪邸を改築したホームで、昼過ぎに行きましたが入居者の方が職員と一緒に餃子を作っていたのが印象的でした。
台湾はまだ高齢化率は10%以下ですが、少子高齢化は我が国より早く進みます。それだけに危機感を持っており、介護保険の準備中だそうです。今後も良き隣人として仲良くしてゆきたいと思っております。

院長メッセージ 2011-10月

9月の終わりから急に涼しくなってきました。皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
9月の18日、19日に長野県松本市で行われた、NPO法人在宅ケアを支える診療所市民全国ネットワークの全国大会に、30名近い職員と参加をしてまいりました。実践交流会の発表は7題の演題を出して、なんと2題が優秀賞をとりました。このような公の場で発表を重ねることは、日常業務を見直し、さらには向上にも反映します。行きも帰りもバスが渋滞で混んでしまい、長時間かかりましたが、収穫の多い大会でした。
もうひとつ皆さんに報告をしなければならないことは、このネットワークの会長は開設以来黒岩卓夫先生がされてきましたが、今回勇退をして新しい会長に私が選ばれました。大変名誉なことではありますが、その重責を果たすことができるのか責任を感じております。週末の出張なども増えるとは思いますが、日常診療は今までどおりきちんと行ってゆきますので、安心をしてください。このネットワークの会員には市民の皆さまでも会員として参加できますので、ご興味のある方は一緒にわが国の在宅ケアのあり方を考えてゆきませんか。詳しくはホームページをご覧ください。
http://www.home-care.ne.jp/net/index.php

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医療法人社団 実幸会
いらはら診療所
TEL.047-347-2231
FAX.047-347-2551

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