時間の経つのは早いもので、今年も早くも師走になりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。11月24日に、名古屋にゆき「あいち診療会」の畑理事長や藤村看護師長と研究の打ち合わせをしてきました。研究というのは、勇美財団の助成をもらって行っている、24時間体制での看護師さんの役割に関する検討です。われわれは、在宅医療の24時間体制を維持するためには看護師さんの協力が必要であり、その体制がわが国の在宅医療の推進に役に立つと考えております。それを裏付けるための調査研究であり、当院だけでなく、いくつかの医療機関に調査を依頼して研究の内容を高める努力をしております。打ち合わせの後、三重県にある「なばなの里」まで藤村さんの運転で連れて行ってもらいました。素晴らしい光のトンネルやベコネアの花の競演を堪能してきました(写真)。とても感動する景色で、名古屋から車で30分程度の所にあり、愛知方面までお出かけの際には一見の価値のある名所です。
寒さが厳しくなって来ておりますが、皆様はインフルエンザの予防注射はおすみでしょうか。当院では予約なしで診療時間内であれば、いつでも接種可能です。まだの方は早めに済ませてください。
皆さんこんにちは。今年の夏は暑かったので、秋の風は寒く感じますね。
10月から、和田忠志先生が当院で勤務を開始されました。わが国の在宅医療を代表する有名な医師であり、著書や論文も沢山ある方だけに、診療態度や診療内容は非常に勉強になります。在宅の方が状態悪化した場合には、毎日のように往診をして丁寧に診察されるのですが、改めて基本を大切にする必要性を再認識しました。1人の人間の力で、組織が変わってゆく可能性を感じました。
10月は埼玉県の医師会と、東京都の医師会で在宅医療の講演を行いました。人前で話すことはあまり好きではないのですが、自分に課せられた使命と思って頑張っております。今月も、松戸市で2回、大阪で医師向けに3時間のセミナー、我孫子市で市民公開講座と講演が続き、18日には当院で骨粗鬆症の話も予定されております。当院での講演は午前10時からです。時間のある方は是非聞きにきてください。
10月31日に、台湾の友人游さんが台南市YMCA協会理事の方がたと東京に研修にきておりました。12月14日に台南市で開催されるシンポジウムで講演の予定があり、面談してきました。写真は游さんと理事の方がたです。楽しいひと時を過ごすことができました。
残暑は9月の中旬まで続き、やっと涼しくなりました。皆さんお変わりありませんか?9月の16日、17日と在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワークの全国大会が高知で開催されました。全国より1300名の人が集まり盛会のうちに終わりました。
今回の大会ではワタミ会長の渡邊美樹氏の講演がありました。テレビなどのメデイアによく出る方だけに、正直どんな話をするのか不安な面もありましたが、夢という題で内容のあるよい話が聞けました。
渡邊氏は現在カンボジアの子供たちのために学校を作ったり、施設を作ったりする支援を行っております。アジアの最貧国である同国では、小さな子供も働き手であり、学校で勉強をするより仕事をさせられるのですが、給食を提供することで子供を学校に来させる活動もしているそうです。その様な状態で学校にくる子供たちの学ぼうとする姿勢は真剣で、先生の一挙一動を何も聞き逃すまいとしており、豊かになりすぎたわが国の小学校とはかなり様相が異なるようです。
今月より、和田忠志先生が当院でご勤務頂くことになりました。和田先生は在宅医療の分野では全国的に有名な医師であり、様々な公職にもつかれております。当院の在宅医療の内容も和田先生の影響を受けて、いろいろと変化をしてくると思います。皆さま今後ともよろしくお願いします。
厳しい残暑が続いております。皆さん夏バテはしていませんか。
8月25日、26日と私が主な活動の場としている、NPO法人在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワークの理事会が、いらはら診療所で開催されました。
25日の夜は理事会の一環として、北海道家庭医療学センター理事長の草場鉄周先生による講演がありました。「診療所における医師の教育~後継医の育成も念頭に~」というタイトルで、診療所で行う医師の教育の問題のお話でした。これからは我々の様な、第一線の診療所においても、医師の卒後教育を考えてゆかねばならないということです。そのためには、医学の進歩に追い付くため勉強を積み重ねる必要がると、自分に言い聞かせております。人に教えるためには、自分の知識や技量を確かなものにする必要がありますから。夜の懇親会では草場先生も参加をして、大いに盛り上がりました。また、26日の理事会終了後に、いらはら診療所の施設を理事の先生方が見学をされました。今後も、日常診療だけでなく、このようなNPO活動も続けてゆこうと思っております。
梅雨が明けたと思ったら、連日33度を超える猛暑です。皆さん、水分補給をこまめにして熱中症には十分に注意をしてください。
7月27日に、長崎の大村市で行われた、NPO法人在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワーク主催のシンポジウム「介護保険~2025年にむけて考える~」に参加をしてきました。お隣の韓国から、同国の介護保険制度開始の立役者である金道勲さんと厚労省の稲葉好晴課長補佐を招いてのシンポジウムでした。韓国では2007年から介護保険制度が施行されていますが、わが国の介護保険制度によく学んでおり、重度利用者を中心とした制度設計となっています。
世界一の高齢社会であるわが国は、今後少子高齢化が国際的に進行する中で、医療介護の在り方など社会保障制度の先進国として、そのあり方を示してゆく必要があると思います。今後われわれネットワークでは、韓国や台湾を主とした東アジアの国々との友好関係を築き上げて、国外に向けても情報発信をしてゆこうと考えております。
シンポジウムの後の懇親会は、長崎の海の幸とおいしいお酒、琴と三味線の演奏など、盛りだくさんの内容で楽しく過ごすことができました。
石田先生ご夫妻ありがとうございました。
6月に台風が上陸は8年ぶりだそうです。地球の温暖化による異常気象も年々厳しくなってきました。みなさん、お変わりありませんか?
6月17日に萌気会創立20周年記念パーテイに参加するため、新潟県南魚沼市までに行ってきました。同会は黒岩卓夫先生が創立した診療所を核とする医療法人です。黒岩先生は在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワーク創設者で初代会長でもありました。
黒岩先生はゆきぐに大和病院の院長をしておりましたが、大和町長選挙に出るために院長を辞めました。幸か不幸か選挙に負けたので開業をしたのです。開業後20年で萌気会は大きく成長しています。診療所や介護施設だけでなく、認定子供園という保育園と学童保育を行う施設や、なんと寺まで作ってしまいました。まさに「揺りかごから墓場まで」です。古い骨董品を集めるのも趣味であり、診療所の中に展示するスペースもあります。
パーテイのあと、お寺や子供園を見学してきましたが、その素晴らしい内容に圧倒されました。私もまだまだ頑張らないといけません。
皆さんこんにちは、ホームページがやっと新しくなりました。少しは見やすくなったと思いますし、今後は写真をふんだんに使って日々の活動報告をしてゆきたいと思います。
5月20日には松山市で開催された、在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワークプレ松山大会に参加をしてまいりました。昼食をはさんで特別講演が2本で、午前中が気仙沼市立病院の横山先生の「大災害時に求められる地域医療の在り方」、午後が世田谷記念病院の酒向先生の「高齢者が閉じこもらない都市環境整備をどう実現するか」でした。二つの講演とも充実した内容であり、勉強になりました。この会は、9月16日17日に高知市で開催される全国の集いに対するプレ大会です。高知までは少し遠いですが、ご興味のある方は、旅行がてらいらしてください。
5月26日は、その全国大会の準備会で高知に行きました。準備会は毎月あるので、最近は毎月高知に行かなければなりません。同会の会長としての責任もあるので、時間の許す限りは準備会に参加をすることにしています。準備会が終わると、前回も話しましたが、福田大会長と「五割安」に行きます。今回は、カツオのタタキ、ジャコ、後は猛毒があるという魚(名前を忘れました)のフライが出てきました。これが高知へ行く本当の目的なのかもしれませんね。
皆さんこんにちは。4月は寒暖の差が激しくて、体調を崩された方もおられたかと思います。5月は一年で一番さわやかな月であり、皆さんも健康で毎日が過ごせるように願っています。
4月7日より8日にかけて、高知の福田善晴先生が理事長をしている、医療法人大和会と社会福祉法人奏ダイヤライフ福祉会の施設を見学に行ってきました。福田先生は、今年の9月16日、17日に高知市で開催される、診療所・市民全国ネットワーク全国の集いの大会長です。有床診療所を核として、特養やグループホームなど手広く事業を進めており、職員研修などの事業スキームがしっかりしていることに感動しまた勉強させてもらいました。福田理事長が経営者でもある、有名な焼鳥屋「五割安」で、クジラのフライを久しぶりに頂きました。焼鳥屋ですが、焼鳥を食べる人はほとんどいなくて、刺身やスパゲテイ等を食べている方が多い、不思議な焼鳥屋です。全国大会の準備会で月に一度は高知に行きますが、この「五割安」に行くのが楽しみの一つになっています。
ホームページの更新作業が遅れております。4月に新しいホームページになる予定でしたが、今月中には変更できると思います。皆さん、楽しみにしていて下さい。
今年の冬は寒かったせいで、桜の開花は例年より遅れそうです。それでも3月31日には例年通り、当院の花見会を行いました。「花より団子」で、総勢100名弱の職員が集まり懇親を深めることができました。
桜の花が咲く季節は一年で一番好きな時で、小金原に住んで本当に良かったとの思いを強くします。診療所の傍の桜通りはこの頃になると、桜の花見を兼ねて大勢の人が行き交うようになります。いつまでも小金原で、毎春の桜を眺めらなら暮らしながら年老いて行ければ、こんなに素晴らしいことはありません。
4月より新年度となり、医師の交代や診療所の医療保険点数の改訂がありました。診療所はこれまで在宅療養支援診療所でしたが、4月よりは強化型の在支診となります。強化型と言っても皆さんには分かりにくいかもしれませんが、常勤で3名以上の医師が勤務しており、24時間体制で在宅医療を行う診療所のことで、往診などの保険点数が若干高くなります。これまでと同じサービスを受けても、一部負担金が若干上がることになりますが、御理解のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。もし、よくわからないことがあれば、遠慮なく事務までお問い合わせください。
4月1日付で、新たに内科を担当する石井先生が赴任してきます。そのほか、パート勤務の医師の変更もありますが、順次ホームページで御案内をしてゆきます。そのホームページもニューリアルして分かりやすくしました。入れ替えで当初はいろいろとご迷惑おかけすることもあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
皆さんこんにちは。今年の冬は例年より寒いですね。インフルエンザもまだ流行っています。外出から戻ったら手洗いとうがいを忘れないでください。
2月26日に香川県高松市で開かれた、在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワークのプレ高松大会に参加をしてきました。大会長は高松で在宅医療を積極的に行っている、敬二郎クリニックの三宅敬二郎院長です。三宅先生は一人で在宅診療所を運営しておりますが、看取りの人数は四国で一番多いそうです。
四国は徳島や高知など日本の中でも病院数が多いことで知られており、在宅医療を行うには困難が伴う土地柄と思っておりましたが、熱いハートを持った多くの医師がいることがわかりました。松山で「たんぽぽクリニック」を開業している永井康徳先生は、なんと常勤医9名で2つの診療所を運営しています。在宅医療テストなど人材育成に力を注いでいるようです。徳島市で開業をしている吉田大介先生は県知事秘書を経験するなどユニークな経験があり、講演内容も海外の医療事情も踏まえた深い内容でした。高知の和田先生は、松戸であおぞら診療所を開設した時からの友人であり、わが国の在宅医療の第一人者です。ふるさと高知県での在宅医療を促進する目的で、高知に戻って新しく診療所を新設しました。その心意気が素晴らしいですね。また、声なき人たちをどうやって助けてゆくのかが在宅医療に与えられたミッションだ、と話していたことが心に響きました。
今年は9月に在宅ケアを支える診療所市民全国ネットワークの全国の集いが高知市で開催されます。四国から在宅医療やケアの新しい流れが始まるようです。
医療法人社団 実幸会
いらはら診療所
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