院長メッセージ

院長メッセージH28年5月

 桜どおりの並木も緑に染まり、さわやかな季節になりました。お元気でお過ごしのことと思います。
 4月25日に松戸市役所で、医療・介護連携促進事業の初回会合が開催されました。これは、昨年度まで当院が松戸市から受託していた、地域医療拠点事業の延長線上にあるもので、松戸市の専門職を中心に在宅医療・ケアを推進して、地域包括ケアシステムの構築を目指す事業です。松戸市医師会を核として5つのプロジェクトが構成され、市民の皆さんと一緒に多職種連携で事業を進めてゆきます。
 プロジェクトの具体的事業としては、昨年当院の事業で行っていた、医療ニードの高い方のレスパイト入院事業や、介護現場で働く方の安全を守る内容が含まれております。我々の2年間の拠点事業が少しは松戸市の地域包括ケア推進のために役立ったと自負しております。しかし、まだまだ課題はたくさんあり、少子高齢化の現実の前で知恵を出し合って解決しなければならないと思っております。
 今月より、木曜の午後の整形外来も開始となります。予約の方優先の外来となりますが、いっそう外来、在宅、入院医療の充実を目指して頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いします。

院長メッセージH28年4月

桜の花が咲き始めました。小金原に住んで45年、桜が咲き誇る今の季節が一番好きです。皆様お変わりありませんでしょうか。
3月12日から13日まで、東京ステーションカンファランスにて、第3回の全国在宅支炎療養所連絡会全国大会が開催されました。私は13日の午後のセッションで、「利用者本位の在宅医療を!ケアサービスの質を問う」というシンポジウムの司会を行いました。演者には高齢者住宅財団医理事長の高橋紘士先生、朝日新聞社の岡本峰子先生、満岡クリニックの満岡悟聰先生、ニノ坂クリニックのニノ坂保喜先生、当院の和田忠志先生という豪華メンバーでのシンポジウムになりました。シンポジウムの議論では、利用者の意思決定支援をどのように行ってゆくのかが中心のテーマとなりました。時には利用者が望まないことも、命を守るためには行う必要があります。また、利用者の方に最終決定権はありますが、決定をしやすくするための情報提供や、医療者の考え方を適切に行うことも必要です。質の良い医療や介護を行うためには日頃から問題意識を持ってゆくことも大切だと思いました。
4月は旅立ちの月ですね。新しい学校や仕事場に行く方も多いと思います。夢と希望を大切にして、勉強に仕事に励んでください。

院長メッセージH28年3月

寒暖の差が激しい日々が続きます。インフルエンザも猛威をふるっていますが、皆様お変わりありませんでしょうか。
2月25日に、当院が松戸市から委託を受けている在宅医療拠点事業の一環として、新松戸中央総合病院で多職種連携研修会を開催いたしました。特別講演には、四国がんセンター副院長の谷水正人先生を招聘しました。病院からも多くの医師が参加をしてくださり、退院時モデルカンファランスなど有益な研修ができたと思います。今後は新松戸中央総合のような大きな病院でも、地域の医療機関と連携を強化して行かなければならない時代になってきております。本年4月よりは、初診で大病院を受診すると、5000円以上の自費負担がかかります。まずは、当院のような、かかりつけ医に通院をしてください。
2月23日には、台南から游さんが、私の病気見舞いに来てくれました。台南も大きな地震で大変な時期でしたが、感謝です。私の病気はすっかり良くなっており、一緒にステーキを食べに行ってきました。近いうちにこちらが台南にお見舞いに行かなくてはなりません。

 

院長メッセージーH28年2月

1月末には厳しい寒波が襲来して、沖縄でもみぞれを観測したようです。幸いに松戸では雪は降りませんでした。インフルエンザも猛威をふるいだして、流行しております。皆様お変わりないでしょうか。
正月気分も抜けない1月17日の日曜日に、日本在宅ケアアライアンス(JHHCA)主催、日本医師会・勇美記念財団共催の「在宅医療関連講師人材養成事業」が開催されました。全国より多数の医師が集まり、地域で在宅医療のアドバイザーを担えるようにと、熱心に聴講しておりました。総合司会は当院の和田忠志医師で、私も居宅系施設との連携の講師を務めました。また、事務長をはじめとする当院の職員が進行役のスタッフとして頑張っておりました。
1月20日には台南から陳先生が、私の病気見舞いに来てくれました。体調はすっかり直っており、安心をして帰国されました。国境を越えた友情は大切にしたいと思います

院長メッセージーH28年1月

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

医療介護を巡る環境は年々厳しくなって来ております。我々、実幸会は地域に根ざした医療と介護の提供を理念として、今年も職員一同頑張って参ります。
この2年間松戸市から委託を受けて行いました、在宅医療拠点事業も順調に経過をして、来年度よりは松戸市医師会が中心となって多くの事業を引き継いで行くことになり、準備を進めております。安心をして、最後まで暮らすことのできる街づくりを目指して、努力を続けたいと思います。
個人的なことですが、年末に体調を崩しまして生まれて初めて入院を経験しました。立場が変わって医療を受ける側になると、医療者の一言が勇気や元気をもらうことを実感しました。お蔭様で、体調も戻りましたので、この経験を生かして皆さんに希望を与えられる医療を実践して行きたいと思います。

皆様の一年が良い年であることを祈念しております。

院長メッセージー12月

師走にはいりました。相変わらず日々の気温差が激しく、体調維持が大変です。インフルエンザも流行してくる頃です。外出後の手洗いやうがいなど、体調管理に気をつけてください。
11月23日は東京有明のビックサイト国際会議場で開催された、第11回在宅医療推進フォーラムに参加をしてまいりました。私は「住み慣れた街で最後まで」というパネルデスカッションで発言をしました。冒頭、この言葉に対するイメージを聞かれて、私はこう話しました。「35年前父がたまたま松戸市に家を建てたので、松戸に移り住みましたが、長い間松戸市小金原に住み、私の子供たちも地元の保育園、小学校に通い、父も自宅で看取って、自分もこの桜の並木がきれいな愛すべき街で最後まで仕事をしながら過ごして、そしてこの街で逝きたい。」
12月よりは木曜の午後も4時半から1時間だけ整形外来診療を行います。地域の皆様の少しでもお役に立つように、これからも頑張ってゆきたいと思っております。インフルエンザの予防注射もまだ行っております。特に予約はいりませんので、まだ注射を受けていない方は早めに済ませてください。

 

 

 

 

 

院長メッセージー11月

寒くなってまいりました。昨日、当家では早々にファンヒーターを使いました。皆様も風邪に気をつけてください。
10月11日、12日の連休に北海道札幌で開催された、「第21回在宅ケアを支える診療所市民全国ネットワーク全国の集い」に職員と一緒に参加をしてきました。今年は、北海道家庭医療学センター理事長の草場鉄周先生が大会長でした。この会では多職種が一同に介して、日常の実践での経験を発表して意見を交換する、実践交流会という企画があり、いらはらグループからも7題の演題を出しました。ランチョンセミナーやシンポジウムでも当院から登壇者があり、積極的な意見交換と情報収集ができたと思います。来年は鹿児島での大会となり、北の大地から九州南端へとバトンタッチです。来年も多くの職員を連れて行きたいと思っています。
今年のインフルエンザワクチンは、4価ワクチンとなります。これまでは3価(A型2種類、B型一種類)でしたが、B型が1種類追加されました。12月から1月にかけての寒さが厳しいときが流行のピークになると思いますので、早めの予防注射をお勧めします。当院では診察時間帯に来ていたれば、特に予約はいりません。

院長メッセージー10月

だいぶ気候が涼しくなり、過ごしやすくなってきました。皆様、夏の疲れなどはたまってはいないでしょうか?
9月20日から23日の連休に、フィリピンの南カマリネス州の州都であるナガ市に行って参りました。来年採用予定のスカラーシップ奨学看護師さんの面接のためです。今回は、当院のほかに、京都と名古屋から2つの医療機関も面接に参加をしました。12名の方と面接をしましたが、希望の若い人は日本語と日本文化を学びたいという意欲に燃えた方ばかりで、誰を選ぼうか本当に迷いました。当院では、流山市にお姉さんが住んでいるという双子の姉妹に決めました。日本にも来たことがあり、何より兄弟が近くに住んでいるので、お互いにとっていろいろと安心です。今後も、フィリピンの優秀な若い方を数名ずつ採用して行くつもりです。外来や病棟、デイケアで半日働き、半日は日本語学校に行くことになると思います。どうか皆さん温かい目で見守ってください。
9月24日には三和病院で地域医療拠点事業の一つとして、病院で行う多職種連携事業を行ってきました。病院の専門職と在宅の専門職がお互いの垣根を低くするように意義のある研修ができました。三和病院の皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。

院長メッセージー9月

暑い夏でしたね。35度の暑さが続くことは、今まで経験したことはなかったと思います。夏の疲れが出てくるころでしょうから、健康管理には十分に気を付けてください。
8月の27日から30日まで、フォリピンのネグロス島にあるバコロド市に行ってきました。目的は、来年度のスカラーシップ予定者の面接です。応募者はすべてフィリピンの看護大学を卒業した方々です。4名の募集に16名の応募がありました。応募されたみなさんは、目がキラキラと輝いていて、日本で勉強をし、日本文化を学びたいという気持ちを持ったかたばかりでした。誰にしようか迷いましたが、浅沼事務長と相談をして4名を選びました。来年の4月から皆さんも診療所でお会いになる機会もあると思います。順次紹介をしてまいりますので、どうぞよろしくお願いします。
面接後に西ネグロス州の知事と面談をして、今後のスカラーシッププログラムを続けるための契約書に署名をしました。知事さんは何と我々を夕食に誘ってくれて、フィリピン料理を堪能してきました。知事さんにお目にかかるだけでも大変名誉なことですが、まさか食事に招いてもらうとは思わず、感激でしました。今後も、同国の優秀な若い人にチャンスを与える、スカラーシップを続けてゆきたいと思っています。

院長メッセージー8月

猛暑がやってきました。連日35度を超える暑さです。皆さん、熱中症にならないように水分補給や室温管理にご注意ください。
 7月もいろいろなことがありました。
7月12日には青森県民主医療機関連合会の定期総会の講師に呼ばれて、認知症の講演をしてまいりました。私がとても驚いたことは、千葉県や島根県出身の医師の方が、遠く北の地に根を下ろして、地域医療に励んでいることです。彼らの真摯な態度には頭が下がる思いでした。私などまだまだ甘いなーと気を引き締められました。
25日には、医療法人実幸会と生活介護株式会社合同の納涼会をいらはら診療所の駐車場で開催しました。当日はバーベキュウやカキ氷などお子さんも参加しての和やかな会となりました。当方人では、春の花見会、夏の納涼祭、年末の忘年会が3大行事となっております。季節に合わせて行事を行うことは、職員の皆さんのメリハリをつけるためにも大切なことだと思っています。
29日の午後から毎年恒例の消防訓練が行われました。消防署の方が直接指導に来ていただき、実際に消火器を使った訓練等を行いました。災害に備えた訓練はとても大切ですね

交通アクセス


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医療法人社団 実幸会
いらはら診療所
TEL.047-347-2231
FAX.047-347-2551

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