3月になり、暖かい日も出てきました。寒暖の差が激しい時もあり、体調管理に注意をしてください。
2月19日に、名古屋市で在宅医療を行っている藤村看護師が新設した、特別擁護老人ホーム「おふくろの家」の開所式に行ってまいりました。名古屋駅から名鉄で20分、佐古木駅からは歩いて10分程度の比較的街中にあります。
木をふんだんに使った、温かみのある建物で、自分が入ってもよいと思える施設でした。4階にはなんとバー「バアバ(婆ば)」と露天風呂があり、遊び心もたっぷりの施設です。さらには、近所の子供たちのためのスペースも用意されており、地域包括ケアを目指し、地域に開けた施設をめざしているそうです。すでに職員も決まっており、後はケアサービスの内容がどれだけ充実してゆけるのかというところでしょう。期待をして見守って行きたいと思います。
2月、3月と週末すべてに予定が入っており、休みなしの状態が続いております。しかし、体調はすこぶるよく、診療所の健康診断では貧血はすっかりよくなっており、疲れがたまらないのもそのためかもしれません。まだまだ頑張りますので、皆さまどうぞよろしくお願い申し上げます。
寒い日が続いており、インフルエンザも流行ってきております。人ごみに出かける際にはマスクをする、外出から帰ったら手洗い、うがいをするなどの予防を続けて下さい。
1月7日の土曜日に京都まで行ってきました。大阪の中嶋氏ご招待で上七軒のお茶屋さんで、芸子さんを交えてお酒を飲みながら語ってきました。上七軒は室町時代から約600年の歴史のある花街です。日本の伝統芸能を楽しみながら、八戸で開業をしている小倉先生も一緒に、楽しい時間を過ごすことができました。
1月29日の日曜日には日本医師会館で、日本在宅ケアアライアンスが主催し、日本医師会が共催する「在宅医療関連講師人材養成事業研修会」に講師として参加をしてまいりました。厚労省の補助事業であり、2年連続の開催です。この事業は、各地域で在宅医療のリーダーとなる人材を養成しようというものであり、2年目となる今年は模擬カンファランスに工夫を凝らすなど、充実した内容になりました。当日は事務長をはじめとする当院のスタッフも受付係など⒑名が参加をして、心強く感じました。スタッフの皆さんご苦労様でした。
あけましておめでとうございます。
本年もいらはら診療所は、地域医療・ケアに邁進して行く所存です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
当院では、本年全国レベルの学会を2つ主管いたします。
一つは、5月26日、27日に東京ステーションカンファランスで開催予定の、第5回全国在宅療養支援診療所連絡会全国大会です。この大会は、第1回の全国在宅医療医歯薬連合会全国大会と同時開催です。テーマは「人生を支える在宅医療の創造~かかりつけ医療の本質~」です。このような記念すべき大会の一部を主管できることに、非常な名誉を感じます。
もう一つは、松戸市の森のホールで7月15日に開催予定の第14回日本高齢者虐待防止学会松戸大会です。法令施行後10年経過した、「高齢者虐待防止法」をテーマとして、この法律の見直しについての提言を予定しております。
毎日、地域を訪問診療で回っていて、老夫婦世帯、独居世帯、そして認知症の方の増加を目の当たりにしております。これから、わが国はどこに向かって行くのか、10年後20年後の社会の姿はどうなっているのか。不安の尽きない日々ですが、この難局を乗り切るために、我々も、そして皆さんも自分自身の問題として意識改革を行ってゆき、地域包括ケアシステム完成を目指して行きましょう。
皆様にとって希望に満ちた一年であることを祈念しております。
いよいよ師走ですね。11月には初雪もあり、寒さも厳しくなってきました。皆さん、風邪等引かないよう、手洗いとうがいをしっかりと行ってください。
11月23日に第12回の在宅医療フォーラムが東京ビックサイトの国際会議場で開催されました。約1000名の参加者があり、盛会でした。今年は、在宅医療が支えるまちづくりをテーマに午後からのセッションでは、3市の市長と地区医師会長が一緒に出席をしたシンポジウムが行われました。行政と医師会がタッグを組んで、地域包括ケアシステム構築へ向けて各地域が頑張っていることが良くわかりました。松戸市でも、在宅医療介護連携推進事業を松戸市医師会が松戸市より委託を受けて、事業を推進しております。松戸市は全国的にも地域包括ケアシステム作りは一歩先を行っていると自負しておりますが、地域の皆さんの互助をどのように豊かにしてゆくのかが今後の課題だと思います。
写真は、10月ですが可西先生と私の息子と3名で、日本棋院で行われた、全国アマチュア囲碁選手権に出場してきたときのものです。優勝を目指しましたが、残念ながら予選で敗退しました。来年を期して頑張ります。
インフルエンザの流行がニュースに出てきております。大変申し訳ありませんが、ワクチンが不足しており、当院でもすでに底をつきました。問屋さんにも在庫がなく、国も備蓄分の放出を待っている状態です。ご理解のほどよろしくお願いします。
このところの寒暖の差の激しさには、体がついて行きません。皆様は、お変わりなく過ごしていらっしゃいますか。
10月8日から10日まで台湾の台南市に行ってきました。親友の陳先生と遊さんが今年の1月に病気見舞いに来てくれたお礼のためです。久しぶりに台北から新幹線にのり、台南へ向かいました。駅弁を買ってみたのですが、思いのほか肉がたっぷりなヘビーな弁当でこれが失敗のもとでした。台南では国会議員の呉先生自らで迎えてくれ、感激です。陳先生の車で、坦々麺を食べに行きましたが、そこには政府高官や台南の成功大学老年学部長を含めて10名ぐらいの方々が待ち構えており、中華料理のフルコース。その後は陳先生の案内で、先生が図面を書いたナーシングホームとデイサービスを見学しました。
翌日の飛行機が早いので、夜はまた台北に帰る予定にしていましたが、晩餐会も台南市でもっとも高級ホテルのレストランでまたまた中華料理のフルコース。旅の疲れもあり、早々は食べられませんでした。宴会が長引いて、新幹線には滑り込みセーフで乗れた状態でした。深夜にホテルに戻り、翌朝ゆっくりとしてから帰途に着きました。台湾に行くといつもご馳走ばかりで胃に負担が行きます。今後は胃薬が必須ですね。
台風の多い夏でした。まだ、これからも台風が上陸する可能性もあります。気象情報をしっかり聞いて、注意を怠らないようにしてください。
9月18日、19日と鹿児島市で、在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワークが開催されました。大会長は社会福祉法人野の花会の吉井敦子理事長です。安部総理や塩崎厚生労働大臣から祝電が来るなど、吉井さんの人脈の華麗さが伺われました。大会は朝から立ち見が出るほどの盛況で、大成功でした。台風が近づいており、帰りは飛行機に乗れるかと心配でしたが、予定通り職員全員無事に帰ってこられました。来年は青森県八戸市で開催予定です。来年の楽しみが増えました。
9月22日には臼井市での認知症に関する市民公開講座で、講演を行ってきました。写真は、講演の間に行われた「梨トレ体操」です。私の専門は整形外科ですが、在宅医療を始めたおかげで、認知症の方を診る機会が多くなり、今では認知症も私の診療領域の一つとなっております。認知症はかかりつけ医が診る病気であるというのが私の持論であり、国も認知症外来診療に関する包括点数を新設して、制度で後押ししております。認知症で心配のある方はいつでも、診察に来てください。特に予約は必要ありません。また、つきに一度、専門医による物忘れ外来も行っております。
今年の夏は台風が多く発生し、一部は関東を直撃して、被害の出たところもあったようです。当初は猛暑と予想されておりましたが、例年ほどの酷暑が続くことはなかったですね。皆様、夏の疲れは残っていないでしょうか。
8月6日から久ぶりに私の母校徳島大学のある、徳島市に行ってまいりました。徳島大学医学部柔道部に強い選手が久ぶりにそろい、徳島市で開催される西日本医科体育大会で優勝候補とのことで応援に行ったのです。6日の晩は、学生時代の柔道部の仲間たちと久ぶりに飲みました。柔道部の後輩には優秀な者が多く、私の一つ下の学年は3名いたのですが、2名は徳島大学教授、もう1人は東京女子医大教授となっております。柔道は精神鍛錬に良いのでしょうか。卒業以来35年ぶりにあう仲間もいて、再開したとたんに時間が35年前に遡り、お互いに苗字で呼び合いながら、昔話で夜遅くまで楽しい時間を過ごせました。
翌日の試合は残念ながらわがチームは優勝することは出来ませんでしたが、身近で柔道の試合を見ることが出来て、若き日々ひたすら柔道に打ち込んでいた時代を懐かしく思い出しました。いまはもう、散歩ぐらいしか運動は出来ませんが、できることならばもう一度柔道をやりたいですね。
9月からは、いろいろと行事が目白押しで、忙しさもましてくるようです。暑さもひと段落でしょうが、引き続き熱中症には注意をしてこまめに水分補給をしてください。
8月に入り、全国各地から35度を超える猛暑日のニュースが入ってきております。皆様も熱中症に注意をして、こまめな水分補給をしてください。
7月6日に厚生労働省が開催をした、在宅医療会議に参加をしてまいりました。これは、在宅医療を推進するために、在宅医療・ケア関連の各団体、医師会など職能団体、市民代表行政職員からなる構成員で、在宅医療を推進するための議論をする会議でした。超高齢化社会を迎えて、国も在宅医療の推進、ひいては地域包括ケアシステムの関節に向けて必死になって取り組んでいるということだと思います。世界に類を見ない、超高齢化社会を乗り切るために、様々な組織や市町村が力を合わせてゆかなければならないということなのでしょう。
松戸市でも、松戸市医師会が松戸市から在宅医療・介護推進事業の委託を受けて、積極的に在宅医療とケアの推進に向けて行政と各職能団体が協力して事業を進めております。当院も事務局の一端を担っており、地域のために積極的に地域づくりに関わってゆきたいと願っております。みなさま、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます
今年は空梅雨のようで、関東では水不足が深刻となっています。いよいよ7月、暑い夏が始まります。皆様、体調管理には十分に気をつけてまめに水分摂取をしてください。
6月18日、19日と、在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワーク鹿児島プレ大会に職員と一緒に参加をしてきました。ユニークなプレ大会で、60歳以上の高齢者がモデルになる、ファッションショーでした。人は誰も、年齢を重ねるごとに深みと輝きを増して行く、という考え方で、ヘアスタイリストの松尾俊二さんが始めたものです。松尾さんは、若くしてアメリカに渡り、マドンナのヘアメイクを担当するなど大成功を収めた方で、60歳の時に大病をして自分の生き方を振り返り、社会貢献の一つとしてこの会を始めました。背中を丸めて、杖を付いていた高齢者の方が、舞台に立つと背筋をシャント伸ばして生き生きとしており、ショーのもたらす効果を改めて実感しました。
9月に鹿児島市で全国の集いがありますが、今から楽しみです。
最近は体調も回復して、会議等の外出が徐々に増えてきております。日常診療もしっかりと行いながら、さまざまな活動も続けて行きます。どうぞ今後ともよろしくお願いします。
5月というのに30度の真夏日が続きました。今年の夏も暑くなりそうです。インドでは52度という記録的な暑さのため、道路のアスファルトが溶けるという事態まで発生したそうです。地球温暖化はますます加速しているのでしょう。
4月から診療報酬改訂の新しい保険点数が適応されました。在宅医療の点数が大幅に下がり、当院の収支が赤字になるのではないかと心配をしておりましたが、先日集計結果がでました。在宅医療は前月比77%と2割弱点数がさがり、在宅部門独自では赤字となりました。保険医療は安定していますが制度リスクが常にあるので、気が抜けません。厚労省は診療報酬で医療をコントロールして行こうと考えており、医療機関は診療報酬改訂のたびに、その内容に合わせて診療形態を少しずつ変えて行く必要に迫られます。
今回からかかりつけ医の認知症医療の包括点数「認知症地域包括診療料」が新設されました。認知症はかかりつけ医が診て行くべき病気であることは間違えありません。当院ではこの点数を算定して、登録制で認知症の方の医療や介護で困った場合に、24時間何かあれば連絡が取れる体制をとっております。また、認知症の方の介護の問題等にも診療時間内であれば、いつでも応じることができます。詳しくは受付までご相談ください。
医療法人社団 実幸会
いらはら診療所
TEL.047-347-2231
FAX.047-347-2551