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院長メッセージ 2012-4月

今年の冬は寒かったせいで、桜の開花は例年より遅れそうです。それでも3月31日には例年通り、当院の花見会を行いました。「花より団子」で、総勢100名弱の職員が集まり懇親を深めることができました。
桜の花が咲く季節は一年で一番好きな時で、小金原に住んで本当に良かったとの思いを強くします。診療所の傍の桜通りはこの頃になると、桜の花見を兼ねて大勢の人が行き交うようになります。いつまでも小金原で、毎春の桜を眺めらなら暮らしながら年老いて行ければ、こんなに素晴らしいことはありません。
4月より新年度となり、医師の交代や診療所の医療保険点数の改訂がありました。診療所はこれまで在宅療養支援診療所でしたが、4月よりは強化型の在支診となります。強化型と言っても皆さんには分かりにくいかもしれませんが、常勤で3名以上の医師が勤務しており、24時間体制で在宅医療を行う診療所のことで、往診などの保険点数が若干高くなります。これまでと同じサービスを受けても、一部負担金が若干上がることになりますが、御理解のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。もし、よくわからないことがあれば、遠慮なく事務までお問い合わせください。
4月1日付で、新たに内科を担当する石井先生が赴任してきます。そのほか、パート勤務の医師の変更もありますが、順次ホームページで御案内をしてゆきます。そのホームページもニューリアルして分かりやすくしました。入れ替えで当初はいろいろとご迷惑おかけすることもあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

認知症の世界へようこそ

超高齢化社会は、誰もが認知症になりえる時代です。認知症は、われわれに視点をかえなさい、もっと視野を広げなさいという貴重なメッセージをおくっています。
著者の苛原先生の温かい眼差しに学びながら、ご家族をはじめ、医師、看護師、介護職、栄養士など、すべての職種が手をとりあって、認知症ワールドに果敢に挑んでいただきたいと思います。
辻 哲夫さん (東京大学高齢社会総合研究機構特認教授)推薦

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院長メッセージ 2012-003

皆さんこんにちは。今年の冬は例年より寒いですね。インフルエンザもまだ流行っています。外出から戻ったら手洗いとうがいを忘れないでください。

2月26日に香川県高松市で開かれた、在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワークのプレ高松大会に参加をしてきました。大会長は高松で在宅医療を積極的に行っている、敬二郎クリニックの三宅敬二郎院長です。三宅先生は一人で在宅診療所を運営しておりますが、看取りの人数は四国で一番多いそうです。

四国は徳島や高知など日本の中でも病院数が多いことで知られており、在宅医療を行うには困難が伴う土地柄と思っておりましたが、熱いハートを持った多くの医師がいることがわかりました。松山で「たんぽぽクリニック」を開業している永井康徳先生は、なんと常勤医9名で2つの診療所を運営しています。在宅医療テストなど人材育成に力を注いでいるようです。徳島市で開業をしている吉田大介先生は県知事秘書を経験するなどユニークな経験があり、講演内容も海外の医療事情も踏まえた深い内容でした。高知の和田先生は、松戸であおぞら診療所を開設した時からの友人であり、わが国の在宅医療の第一人者です。ふるさと高知県での在宅医療を促進する目的で、高知に戻って新しく診療所を新設しました。その心意気が素晴らしいですね。また、声なき人たちをどうやって助けてゆくのかが在宅医療に与えられたミッションだ、と話していたことが心に響きました。

今年は9月に在宅ケアを支える診療所市民全国ネットワークの全国の集いが高知市で開催されます。四国から在宅医療やケアの新しい流れが始まるようです。

CLINIC BAMBOO 2012.1

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介護ビジョン 2011.8

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訪問医が見た 男の介護、女の介護

夫婦の老後は「語らい」が決める。苛原 実著
在宅医療15年のベテラン医師が進める
こんな夫婦なら介護もうまくいく。

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読売新聞 2011年3月6日刊

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院長メッセージ 2012-1月

みなさん、あけましておめでとうございます。
本年も地域に密着をした、医療と介護を提供してゆく所存ですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
「認知症の世界へようこそ」という、介護職や家族向けの本を書き、今月から発売になりました。この本を書くきっかけになったのは、いらはらグループの多職種で行った認知症介護に関するグループワークです。認知症の方へのケアの在り方は、日々介護現場で汗を流しながら認知症の方と生活を共にしている、介護スタッフを中心として進歩しています。認知症の進行を遅らせる、認知症高齢者グループホームの試みも、介護の分野から進化してきたものです。医療専門職としては、そのことをよく認識しながら認知症の人への対応をしてゆかねばならないでしょう。
本年は在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワークの仕事が新年早々から入り、在宅医療を推進するための、認知症に関する教育資料作りもあります。診療所での診察はもちろんですが、地域での仕事も沢山抱えており、体調に気をつけながら頑張りたいと思います。
生活介護(株)の方でも、来月に船橋市に2ケ所、野田市に1ヶ所で認知症グループホームを立ち上げます。規模としては、生活介護の方が医療法人社団実幸会より大きくなりました。住み慣れた地域の中で医療と介護の連携で安心をして暮らしてゆけるよう、本年も努力を続けてまいります。2月5日には認知症に関する医療介護セミナーを、当院で予定しておりますので、皆様のご来場をお待ちしています。

院長メッセージ 2011-12月

師走に入りました。毎年この季節になると、宴会が続いて体調を壊すことが多いのですが、現在はまだ大丈夫です。皆さんはいかがでしょうか。
11月21日に東京のラジオ日経で、ジャーナリストの浅川氏と認知症の対談をしてきました。放送は12月24日ですが、短波放送なので誰も聞けないと思います。インターネットで聞くことができるそうなので、ご興味のある方は、ラジオ日経のホームページから、「集まれほっとエイジ」の項目を開けてみてください。
11月の最期の週末に高知に行ってきました。来年の在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワークの全国大会が高知で行われますが、その準備会に参加をしたのです。大会長は福田循環器内科の福田善晴院長です。福田先生は私と同じ徳島大学卒業であり、とても温厚な方です。会議の後、彼がオーナーである焼鳥屋に行きましたが、これがまたとても美味しく、驚きました。医師が焼鳥屋を持っていることも驚きですが、焼鳥屋でクジラの刺身が出たことにも感動しました。さすがは高知であると、納得した次第です。
私の亡くなった父は、かつて大洋漁業で南氷洋にクジラを捕りに行っておりました。ですから、クジラは子供の頃からずいぶんと食べてきたので、本当に懐かしい味でした。昔は学校給食に竜田揚げが出ていましたが、今では高級な食材でなかなか食べられませんね。
インフルエンザはまだそれほど流行しておりませんが、みなさん予防注射はお済でしょうか。当院では予約なしで、受け付けておりますので、お済みでない方は診療時間内に来てください。

院長メッセージ 2011-11月

今年も残すところあと2ケ月になりました。
気候もだいぶ涼しくなってきましたね。当院でインフルエンザの予防注射も始まっております。徐々に流行ってきているようです、予約は要りませんので早めに済ませておいてください。
10月は職員旅行で台北に行ってきました。あいにくの雨続きでしたが、職場の方々や三嶋先生御家族と楽しい時間が過ごせました。今回は台南の游さんや陳先生もわざわざ台北まで来てくれて、台北のデイサービスやグループホームの見学をさせてくれました。
台北のデイサービスは2ケ所見学しましたが、両方とも大きなビルの中で、街の真ん中にある大きな施設でした。それも、隣が駅であったり、デパートであったりします。規模も大きく定員は100名以上でした。日本でいうと、介護予防の方が多く参加をされているようです。
グループホームも見学させてもらいました。こちらはプール付きの豪邸を改築したホームで、昼過ぎに行きましたが入居者の方が職員と一緒に餃子を作っていたのが印象的でした。
台湾はまだ高齢化率は10%以下ですが、少子高齢化は我が国より早く進みます。それだけに危機感を持っており、介護保険の準備中だそうです。今後も良き隣人として仲良くしてゆきたいと思っております。

交通アクセス


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医療法人社団 実幸会
いらはら診療所
TEL.047-347-2231
FAX.047-347-2551

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